寺社仏閣 ご朱印の旅

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また36、京都の旅(2) - モリゾーのひとり言

2023/06/01 (Thu) 10:01:49

引き続き、2泊3日の京都の旅~

北野天満宮 - モリゾーのひとり言

2023/06/01 (Thu) 10:02:30

2日目。本日は節分の日。京都のあちこちで催しが行われる。どこも行きたいが、厳選してまずは北野天満宮へ行くことに。何回も訪れている北野天満宮。この時期は「梅園」で人の賑わいも多くなるのだが、2月初旬ではまだ梅の開花は早く、この日、ほとんどの参拝客が「梅園」ではなく、節分会目当てで訪れているのが分かり、朝早くから人の行き来が絶え間なく鳥居付近で見える。
北野天満宮も節分会が行われるのだが、その時間帯までには滞在できず、雰囲気を味わうだけにして、茅葺屋根に雪が残る三光門を潜り、本殿でお参り。
ちなみに、この「三光門」には、梁の間に「日、月、星」の彫刻がある名の由来からきているが、「星」の彫刻だけ見られない。かつて朝廷があった大内裏から望むと、ちょうどこの門の上に北極星が輝くことから、天空と1つになって平安京を守っていた場所がこの北野の地ということで、「星欠けの三光門」とも呼ばれ、私は潜るたびに赤い太陽と金色の月を探してしまう…ある説では、赤い太陽を天照大神、金色の月を月読命とされているのだが…
…ということで脱線してしまったが、境内の一部では、梅が咲いている”姿“を捉え、そこだけ人だかりができている中で私もパチリ。舞殿?の前にはすでに”アマカメ“が陣取っていて、奉納舞でも行われるのだろう、節分会らしく盛り上がりを見せ、惜しみつつ天満宮を後にする。

法輪寺(だるま寺) - モリゾーのひとり言

2023/06/01 (Thu) 10:03:11

北野天満宮前バス停から204系統に乗って西ノ京円町バス停へ移動。東へ住宅街を歩き、途中、北野天満宮から続く「御土居」の堀を橋の上から望みながら進むと、法輪寺はある。
法輪寺は江戸中期、荒木光品という両替商が大愚宗築禅師を迎え、開基したお寺。こちらにはいろんな種類の“だるま”がいっぱい奉納されていて、まさに「だるま寺」。
達磨大師は中国禅宗の祖師とされるインド人仏教僧。今に至る「起き上がり達磨」は、江戸時代に考案された日本の縁起物として、倒れてもすぐに起き上がる性質、白目に黒目を入れる習慣など「心願成就」の御利益を謳っている。
山門前には色鮮やかな“だるま”が仁王像のように出迎え、こちらでも節分会が行われ、境内では大勢の参拝客で賑わっている様子。所狭しと張られた白いテントの下で、願い札を大きな“だるま”に貼り付け、福豆やお守りなどの販売、衆聖堂ではたくさんの“だるま”に囲まれた天井も達磨大師の絵が描かれ、お茶のお接待などなど、過去に訪れた静かな境内とは打って変わって、節分の雰囲気を味わい、達磨堂で達磨大師像にお参り。御朱印も節分バージョンを拝受し次へ。

法住寺 - モリゾーのひとり言

2023/06/01 (Thu) 10:03:52

市バスを乗り継いで法住寺へ。道を挟んだお隣は蓮華王院、いわゆる三十三間堂で、この界隈は私にとっては、紅葉の名所でもある養源院、後白河天皇の御陵所があることで覚えているが、こちらの法住寺でも節分会が行われている。
法住寺といえば、後白河法皇の院の御所があった場所。元々は寺域が今の、東福寺辺りから北は七条通り、東山の山裾、西は大和大路にまで広範囲に渡った大寺院で、後白河天皇が皇子の二条天皇にお譲りになり、上皇となってから、今の滋賀県の日吉大社、和歌山県の熊野本宮への参詣を何回も御幸するほど、尊崇され、法住寺内に新日吉・新熊野神社を創立したことでも知られている。なので、お隣の蓮華王院は元は平清盛に命じて造営させたもので、昔は法住寺域内の御堂の扱いであった。
その後、平清盛が亡くなり、木曽義仲が法住寺殿を襲い、源氏の勢いが増していく云々の歴史はご存知の通りだが、後白河法皇は66歳をもって崩御され、今ある法住寺の東側に御陵がある。
…とまぁ~、後白河法皇ゆかりの地であるが、現在は、境内の広さも昔に比べたら雲泥の差で小さく、この日、山門を潜った境内は、節分会の催しのため、白いテントや「採燈大護摩供」を行うための松明が中央に準備されていて、より狭く感じる。
こちらでは鬼法楽、豆まき、餅つき、厄払いなどが予定されていて、訪れる参拝客もまだチラホラだが、甘酒やぜんざいの振る舞い(お心積もりということで300円志納)がされていて、ぜんざいをいただきベンチで少し休憩。その後、本堂内へと入り、お参り、御朱印を授かり、「鬼法楽」は午後1時30分ごろなので、今回はこの後の聖護院門跡と廬山寺ほかを予定に入れているので、次の機会にと、節分の雰囲気を味わい後にする。

聖護院門跡(2) - モリゾーのひとり言

2023/06/01 (Thu) 10:04:34

博物館三十三間堂前バス停から祇園バス停へ。八坂神社に立ち寄り、ここで福豆をゲット。ハズレなしの福引券は残念賞のような形で下敷きのようなまな板が当たり、そんでもちょっぴりうれしい気分で、再び祇園バス停から熊野神社前バス停で下車し、聖護院門跡に到着した時間は正午過ぎ。
追儺式で行われる“山伏vs鬼たちの戦い”や豆まきの為、1時間前から場所取りを陣取り、宸殿の正面で待機。すでに私と同じ考えを持った人たちが、ロック歌手のライブの前席で立つような状態での人だかりになっていて、その中で節分の雰囲気を楽しみ、ずっと立っているのも苦にはならない。
しばらくすると、修験者の格好をした案内人がマイクパフォーマンスをし、笑いありの説明をしだす。そして、そんなこんなで時間はあっという間に過ぎ、3人の修験者がほら貝を吹く合図で、法要が始まり、選ばれたその年の(卯年)年男年女が入ってきて、厳かに座り、素人では分からない読経が境内に響き渡る。この間30分ほど、空気感が清められるかのような祈祷を見守り、それが終わるといよいよ、赤鬼、黄鬼、緑鬼が登場し、大声を挙げながら宸殿内を暴れまわる。よくある鬼の物語のように、年男年女たちが豆を持って「鬼は外」と鬼に向かって投げ、弱くなった鬼たちが真ん中に集められ土下座~。
…と、一連の三文芝居を見、最後は鬼たちも一緒に年男年女たちの「福豆撒き」がばらまかれる。宙に飛ぶ福豆を我先にと奪い合う…私は3、4つゲットし、みんな自然と笑顔になり、最後は拍手で一体感~。久しぶりに楽しい時間を体験し、その後は境内にあるお焚き上げの行事へと移るのだが、私はここで切り上げ、次なる“鬼たち”へ会いに、境内を後にする。

廬山寺(2) - モリゾーのひとり言

2023/06/01 (Thu) 10:05:20

前日同様、熊野神社前バス停からバスを乗り継ぎ廬山寺へ。こちらでは節分会の「鬼おどり」は午後3時からのスタート。なんとか間に合ったが、すでに境内は人で埋め尽くされ、思うような場所取りはできず、遠目からの観賞となる。
本堂前には長い舞台が用意されていて、本堂内には関係者の方々が静かにその時を待っている。すると、太鼓の音色がこだまし、大僧正のような長(おさ)を先頭に、赤鬼、黒鬼、緑鬼が登場。赤鬼は燃え盛る松明と宝剣を両手に、緑鬼は斧、黒鬼は打出の小槌?を手にゆっくりと踊りながら本堂の中へと移動し、姿を消していく。松明の炎が本堂の柱などに燃え移りはしないのだろうかと心配になりながら、その様子を観客たちは見守り、しばらくして読経が始まる。
廬山寺の「鬼おどり」は、この寺を開いた比叡山延暦寺の僧、良源が宮中での300日の修行中に現れた鬼を、護摩祈祷の力で追い払ったことに由来していて、正式な名称は「追儺式(ついなしき)鬼法楽」という。ちなみに、「追儺」とは「追い払う」という意。
3匹?の鬼は人間の煩悩とされ、赤が貧欲、緑が瞋恚(しんい:怒り恨むこと)、黒は愚痴を表し、暴れる鬼を護摩や弓矢で追い払い、暦でいう「立春」に、新年を迎えるためのお祝いとして厄除け儀式を行う。
なので、本堂内では護摩焚きをしている様子が…遠くからはちょっと見えづらいが…炎が上がっているのが見え、そうこうしていると、蓬莱師と呼ばれる人が舞台に現れて、弓矢で東西南北の方位に向けて矢を放ち、それに群がる人々、続いて、「豆まき」タイムとなり、年男、福娘、蓬莱師、寺待らが「福豆」を撒き、遠くにいる私の所までは届かない…と、まぁ~、ただ、その様子を見守るだけになったが、行事の行程を観賞し、大変満足×2。節分会を堪能し、次は千本ゑんま堂の狂言を見に、急ぎバス停へ。

千本ゑんま堂(2) - モリゾーのひとり言

2023/06/01 (Thu) 10:06:01

早めの夕食を取り、バスを乗り継いで乾隆校前バス停へ。「千本ゑんま堂大念佛狂言」は19:30からの開演。18:30から整理券配布とのことなので、17:00頃には到着し、本堂前には長椅子が用意されていて、すでに先客が10名ほど座っている。
座席数は60席と本堂が密にならないように制限され、立ち見でも観覧できる人数を設定しているそうで、ある程度のコロナ対策が考えられている。
整理券配布まで隣のおばちゃんと談笑し、京都のあちこちの節分会でゲットした「福豆」を交換し合い、「あそこはどうだった?」とか「あそこは人が大勢いた?」とか、たわいもない情報を共有し、辺りが暗くなり始める頃、提灯の明かりが灯り、ゑんま堂らしく?赤く境内を照らし出す。
しばらくすると、狂言のステージで登場するであろう“鬼”がサービスで写真撮影に応じ、群がる人々…いつの間にか、後ろの方まで行列ができていることに気付き、やはり3年ぶりの狂言奉納ということなので、そこそこにお客さんも来ている。そうこうしていると、整理券を配り始め、私は〇番目で券をもらい、良い位置を確保できると開場までわくわくしながら待つ。

千本ゑんま堂(3) - モリゾーのひとり言

2023/06/01 (Thu) 10:06:42

いよいよ本堂への開場となり、2列目の席に陣取り、さっきのおばちゃんとも談笑。係の方が言うには、準備していた予定数で整理券を渡せたということなので、定員をオーバーすることもなかったよう。
そして19:30、住職の妙昭さんのご挨拶にはじまり、千本ゑんま堂大念佛狂言保存会の副会長さんが登場し、笑い方の練習をする。
「恥ずかしがらずに…わっははははは~」
「わっははははは~」
と、嘘でも笑うことで、観客全体の場の空気が一気にほぐれた感じになり、さすが関西の前説のノリは「すごい」と感心しつつ、演目「神崎渡し」と「鬼の念佛」を上演。
それぞれのお話の内容は省略しますが(ネットで調べてね…)、なかなかにおもろい。客席のあちこちで笑いが起き、場の雰囲気もイイ。
演目が終わり、副会長のご挨拶。そして、市会議員?のご挨拶。文化庁が京都にお引越しする話などに「へぇ~」と関心を寄せ、最後はコロナ対策ということで、“エアー豆まき”で「福は内~、鬼も内~」と掛け声を唱え、「これが関西色のお笑いのお約束か?」と、終始、笑顔が絶えずに出演者たちが配る「福豆」を手渡しでいただき、節分会の行事を体感できて良い思い出となりました~

*掛け声の「鬼も内~」って、後で調べたら、鬼を祭神または神の使いとしている神社、また方避けの寺社では「鬼は外」ではなく「鬼も内(鬼は内)」としていて、「鬼」の付く姓たとえば、「鬼塚」「鬼頭」などの家庭もしくは鬼が付く地名の地域では「鬼は内」の掛け声が多いというらしい…

満足稲荷神社 - モリゾーのひとり言

2023/06/01 (Thu) 10:07:30

最終日、2月4日でも節分会をしている場所があり訪れる。地下鉄東山から北へ数分、太閤秀吉が伏見桃山城の守護神として勧請し崇敬された満足稲荷神社。ご加護を受け、大いに満足したことから、その名称が付けられている。
当神社は2、3回訪れていているが、節分の時期は初めて。お祭りらしく鳥居近くには焚火が称えられ、境内の雰囲気もどことなく“着飾って”いる。
本殿でお参りし、さっそく福豆を購入。カラフルなクジを引いて、中に入っていた豆が黒い(だったか赤だったか…)と、そこそこの景品がいただける。結局、小さなお菓子だったが、それはそれで嬉しいもので、社務所で節分の特別御朱印を授かり、節分の雰囲気を楽しむ。
こちらでは「ひょっとこ踊り」という奉納神事があり、その名の通り、ひょっとこさん(お面を被った)が境内の石畳を、腰をフリフリ、赤い着物?に身を包んで、軽快な太鼓や笛の音色に合わせて踊る。ネットによると、宮崎県日向市が発祥と云われていて、神の使いであるキツネが“おかめ”を誘い、その後をひょっとこたちが追いかけるという踊りらしい。
が、その踊りは夕方に行われるということで、私はもう昼には帰郷しないといけない時間帯。観賞が叶わず残念だが、ネットの動画だけで我慢し、今回は京都のあちこちの節分会を体感したが、いろんな形の京都の“節分”はまだまだたくさんあるので、来年も楽しみに期待を寄せるのでありました~

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